外出自粛要請が出された週末、皆様如何お過ごしでしょうか?

考えてみると画家という生き方は万年外出自粛な生き方なので、現状では驚く程変化の無い日常です。
などと呑気な事を書いていますが、こんな時期でも作家は個展の会期をずらす事はできません。
Facebook上では知り合いの作家達が個展に人が全く来ないと嘆きます。

誰を責める事も出来ませが、1年の積み重ねの集大成が個展なのに、そこに足を運ぶ人間がいないというのはあまりに可哀想です。


首相は昨日の会見で、長期戦の覚悟を呼びかけました。
オリンピックの延期が決まった事によって、やっと示された基本方針。

遅すぎるとの批判もあるけれど、示した事には大きな意味がある。

でもだからこそ、あまりに過度に自粛を強制するムードも恐ろしい。
補償も何も無い弱者はそこが危険地帯だと分かっていてもそこにしか仕事が無ければ踏み込まざるを得ない。
それを過度な空気の支配が叩く構図が出来てしまう事を危惧しています。

戦争に突入していった当時の空気ってこんな感じだったのですかね。
みんなが恐怖から一つの方向しか見なくなる。

世界累計2000万部の「サピエンス全史」の著者ユヴァルハラリ氏も今必要なのは「世界の信頼と連帯」と言います。
そんな彼の言葉さえ、恐怖の渦にかき消されている印象。

恐怖に支配されず、こんな時こそ意思を持って楽観的でいなければいけません。

これだけ心を揺さぶられる経験を通し、自身が成長する事が出来れば芸術家としてと一層成長出来ると感じています。

歴史に残る作家は皆何かしらの厄災を経験しています。それは戦争であったり疫病であったり。
悲劇を乗り越えてそれでも作り続けだからこそ、そんな作品は人の心に響くのだと思うのです。